INTERVIEW 一緒に現場に出ている先輩が
将来の目標です。
三郷道路事務所 三郷施設保全課 須藤 雪羽 yukiha sutou
須藤 雪羽 須藤 雪羽

私のやりがい

通信職は保守点検が主な業務なので、建築職や土木職のように自分の仕事が目に見える形になるものはあまりなく、縁の下の力持ちの様な部分が多いです。ですが、点検中に不具合がある場所を発見した時や、故障が出た時に、正常に機能するよう復旧させた時に達成感とやりがいを感じます。
通信職の保守を行う設備には、VICS(道路交通情報通信システム)という道路交通情報をカーナビゲーションなどの車載装置に文字や図形として表示させる国内向けのシステムやハイウェイラジオなど走行中の情報源になる設備があります。そのうちの一つである非常電話は、場合によっては人の命に係わってくるような大切な設備です。また、ETCの設備では、料金収受にとても深く関わりがある大切な設備があるので、これらの高速道路において重要な役割をもつ設備の保守・点検業務に携わることが出来る事を誇りに思います。

私のやりがい

仕事の大変さはこんなところに・・・

点検で使用する工具入れや測定器などの中にはとても重いものもあります。道具を持ったまま階段を昇り降りしたり、点検場所までの長い道を持ち歩いたりしたとき、他の人よりも歩くのに時間がかかってしまいとても大変でした。また、高い位置にある機器の取り外しや測定をする際に、背が低いので手が届かない・届いても手元が見えず、脚立を使わないと作業ができないようなこともありました。
北海道では、冬は体に合うサイズの極寒地用の防寒着が無かったので、男性用の一番小さいサイズを着用して現場に出ていました。上下ぶかぶかでしゃがむのがきつかったり、雪が積もった場所を歩くときに足が上げづらかったり、袖が長くて少し動きづらかったですが、その防寒具を着ていないととても寒すぎて作業ができないので大変でした。
北海道から三郷に転勤してきた時には、今まで保守してきた設備のメーカーと違う設備もあったため、操作方法や点検で確認する場所が変わっているものも多く、慣れるのに少し時間がかかりました。

仕事の大変さはこんなところに・・・

北海道から関東へ

内示をもらった時は関東に住めるワクワク感もありましたが、北海道には設備にヒーターがついていたり寒冷地仕様の設備もいくつかあるので、この特別な環境でもう少し学んでおけたらよかったなと思いました。
北海道から三郷に引っ越してくる時に初めて一人で部屋を探しに行ったのですが、土地勘がない中でピッタリな部屋を見つけるのは少し難しかったです。また、北海道から本州に荷物を送ると中一日かかってしまうので、荷物が届く前に入居してしまうと寝具や掃除用具が無いので入居のタイミングが難しかったです。
北海道は、地元の青森よりも夏が涼しく短いのでとても過ごしやすくて、冬は家に石油ストーブが備え付けてあったので暖かく快適でした。また、寒冷地手当も支給されます。三郷の夏はものすごく暑くて辛かったですが、冬は雪があまり積もらないので一年中自転車に乗れるし、女の子の同期と勤務地が近くなってうれしいです。北海道から三郷に異動して地元からの距離は離れてしまいましたが、移動手段が多いのでよかったです。

北海道から関東へ

今後の目標

今持っている資格よりも上位の資格を取得して、仕事に活かせるようにしたいです。
故障対応に向かった時に、故障の原因を突き止めて的確に指示を出せる先輩を見て、私も将来はこういう先輩になりたいなと思いました。また、ネットワーク系の設備が苦手なので勉強して、この設備はどういう動きをするのか、何がどこにつながっているのかをしっかり理解して、自信を持って後輩に仕事を教えられるような人になりたいです。
外環道には出口に料金所が無いため、FF(フリーフロー)という別の設備があります。これは限られた道路にしかない設備なので、三郷で勤務している間にたくさん学んでおきたいです。

仕事の大変さはこんなところに・・・