INTERVIEW やりがいは、描いた空間を現場につくり
お客様に喜んでいただけたとき。
さいたま総合保全事務所 さいたま(工) 施工管理課 富樫 渓 kei togasi
富樫 渓 富樫 渓

私のやりがい

1~2年目まではやりがいといえばもっぱら「できることが増えること」でした。高速道路やNEXCOグループについて、また高速道路ならではの造園について、業務を通して勉強することで「わかる」「できる」が増えて嬉しかったことを覚えています。
3~4年目くらいからある程度主体的に業務に取り組むようになると、やりがいも変わってきたように思います。大きなやりがいと誇りを感じるのは、ずばり「描いた空間を現場につくり、お客様に喜んで頂けたとき」ですね。ある休憩施設の造園設計を担当した際に、上司から植栽計画を任されました。これまであまり事例のない先方の要望だったため悩みに悩みましたがうまくやり遂げることができました。現場ができあがり草花が成長してくると、SNSでの評判も上々でお客様にも喜んで頂けたのだと実感でき、とても嬉しかったです。
現場は維持管理してくれる方もあってのことなので、関わるすべての方への感謝を忘れずに、これからも取組んでいきたいです。

私のやりがい

仕事の大変さはこんなところに・・・

これまで事例があまりないものを顧客に提案し、実現しようとするときです。それについて新しく勉強し提案資料を作成します。相手が納得してくれるような説明ストーリーを考え、頭の中で想定問答を繰り返します。大変な面もありますが、達成できたときには知識、技術が自分のものとなって成長できるのだと思うと乗り越えることができました。
また、現場に出ることが多い仕事です。私の場合、寒さは得意ですが暑さは苦手です。現場では、猛暑のなか背丈以上もある草をかき分けて歩き、のり面やインターの敷地内の植栽状況を調査したこともあります。日も浴び汗もたくさんかくので、夏場は日焼け止めと着替えセットは必需品ですね。

仕事の大変さはこんなところに・・・

アメリカでの実務研修では

入社4年目の夏、ワシントンD.C.郊外にあるネクスコ西日本の現地法人にて約3ヶ月間実務研修に参加しました。「専門分野に限らずなんでも楽しんでチャレンジすること、役割を把握して自分にできることを精一杯やること」を目標に渡航し、現地の道路管理者に植栽管理のヒアリングなどを行いました。
オフィスでは月1回程度行われるスタッフミーティングで“グッジョブカード” というカードをスタッフ同士で渡す時間がありました。“グッジョブカード”とは、他の人のよい仕事のおかげで自分の仕事がうまくいくという考えに基づくもので、スタッフのモチベーション向上やチーム内でどのような姿勢が評価されるのかを浸透させるといったメリットがあります。初めて参加するミーティングでいざカードを誰かに渡そうとしたときは、誰の何に対してグッジョブを送ればよいか全然思いつかなった自分に驚いたことを覚えています。渡航前は業務をこなすことばかりに集中してしまって、いつの間にか周囲に対する感謝や思いやる気持ちが薄れてしまっていたことに気付かされました。これを機に、現地スタッフとも積極的にコミュニケーションをとるよう心掛け、楽しみながら仕事が進められるようになりました。
また現地では、超大型ハリケーンの接近によりフロリダの視察が中止となったり、大事な調査器具が行方不明になったりとハプニングが次々と起こりました。外国ということもあり、普段とは異なる環境やスケールの中で様々な問題に直面しましたが、チームの状況と自分の役割を把握し解決する姿勢を学ぶことができました。

アメリカでの実務研修では

今後の目標

技術面では造園設計といったら富樫と言ってもらえるようになることです。
“女性”としては、仕事を続けながら女性ならではのライフイベントを迎えることです。将来は子どもを持ちたいと考えていますが、復職や働き方にはやはり不安もあります。しかし、NEEには女性技術者NWの活動により、より働きやすい職場環境を自分たちでつくっていこうという雰囲気がありますし、女性技術者同士の交流も活発なため、今ある不安も解消できると思っています。
仕事も私生活も、欲ばりに充実させていきたいです。

仕事の大変さはこんなところに・・・