コロコロeye® 回転式打音点検器 点検・調査・診断
Before
After
Team コロコロeye® 開発バックストーリーコンクリートの打音点検を効率化 「点」でなく、「線・面」で確実に診断
開発のきっかけ
ハンマーでの点検は、点検者の技量によるところが大きく、長時間の使用は身体への負担も大きいので、もっと効率的でラクに扱える点検器具を探していました。市販の回転式の打音点検器がありましたが、その点検効果を確認したところ、当社の現場では耐久性が足りないため、構造変更改良をメーカーと共同で行うことになりました。
アピールポイント
転がすことで音を連続でとらえることができ、音の変化が線・面で把握できる点です。また、ロッド、回転軸など相当頑強にできていることです。先端部分は400万回転の耐久テストをクリアしています。標準タイプには、使用中の角度が変わらない工夫を施しているのもポイントです。
苦労した、困難だった点
軽さと耐久性の両立です。強度を上げすぎると重くなってしまうので、試行錯誤を繰り返し、現在のステンレスを主材としたものに行き着きました。また、ロングタイプはもともと空洞で、音が響いて同じ音が取れないという欠点がありました。そこで、発泡ウレタンを詰めましたが試験段階では量が多すぎて暴発するなど、詰め物の選定にも苦労しました。