スパイダーeye® 点検・調査・診断

高解像度カメラを活用した新たな橋梁点検手法
 ~ 近接目視点検と同等の評価が可能 ~

<活用効果>
■ 交通規制の削減による安全性の確保
■ 橋梁点検車両の削減によるコスト減
■ 客観的な点検データの蓄積

<機能>
■ 専用コントローラーにて遠隔操作
■ 映像はリアルタイムで専用モニターへ伝送
■ ラテラルを回避した床版撮影
■ 4つのLEDライトを搭載

  • 実用化
  • 出展製品

実績(販売・施工・導入)

当社:関東支社管内で本格運用中(43橋268径間)
※NEXCO3社が使用を認めた、高解像度カメラを
 搭載した空中撮影型の点検支援技術です。

Before

Before
これまで高速道路を交通規制して、点検車両により橋梁点検を実施していた。

After

After
治具で固定したワイヤーに沿って橋軸方向へ移動。
鋼材腐食や塗膜劣化、コンクリートのひび割れの確認も容易。

Team スパイダーeye® 開発バックストーリー人が近づけないところに蜘蛛のように近づいて隅々まで見つめるeye。近接目視点検をカメラが担う。

開発のきっかけ

「人が近づけない、橋梁点検車も届かない箇所を点検できるようにしたい」というのが動機です。川の上や山間部に架かっている橋梁で、検査路がない主桁間や張り出し部、また都市部で大型遮音壁があって機械が設置できない場所など、人が近接目視点検できない場所で使用することができます。点検のための交通規制や大掛かりな足場も必要なく、作業もより安全で迅速に行えます。

アピールポイント

画像処理です。橋梁の床版下面の撮影では、地上から撮影すると鋼材が写リ込み見えないところがあります。しかしながら、カメラの高さを上げることで邪魔な鋼材の隙間をかいくぐり死角のない画像となります。また、カメラの高さは最大で1.5m伸ばすことができ、桁の内部にカメラが入り込み近接で変状も確認できることです。

苦労した、困難だった点

カメラの特性や写真の撮り方、画像処理技術について理解するのが大変でした。また、軽さや操作性など現場での使い勝手の良さをどう実現するかも苦労した点です。