TECHNOLOGY DEVELOPMENT & PRODUCTS トイレの使用状況・空き状況を見える化できる2つの方法 〜IoT化・プレート設置〜
トイレブースが抱える課題と解決方法とは
個室トイレが多いトイレブースやトイレブース自体が多い施設の利用者や管理者の方は、
共通の課題を抱えています。
その課題と解決方法をメリット・デメリットと合わせて解説いたします。
トイレブースの利用者と管理者が抱える課題
商業施設やパーキングエリア、オフィスや学校といった個室トイレが多く、広いトイレブースの利用者と施設の管理者は、下記の悩み・課題を抱えています。
利用者の悩み
利用者の代表的な悩みは、下記のとおりです。
- 個室トイレの近くに行くまで、空室かわからない
- 行ってみたら使用中のトイレブースだった
- 空いているトイレブースを探している間に後の人に空いたトイレブースを使われてしまった
- 空いているトイレブースを知りたいけど、広すぎて実際に行ってみないとわからない
このように、トイレブースや個室トイレが多いと「空いているトイレを探すのが大変」という悩みを利用者は抱えています。
管理者が抱える課題
施設の管理者も、下記のような課題を抱えています。
- 個室トイレで人が倒れていると気がつけない
- 使用状況を把握して、トイレ清掃を効率化したい
- トイレブースの利用率が偏っている
- 空いているトイレブースへの誘導
トイレブースや個室トイレが多いと、従業員がトイレを一つひとつ常時監視するわけにはいきません。
利用者・管理者どちらも「トイレの使用状況・空き状況が分かりづらい」という悩み・課題を抱えています。
トイレの使用状況を見える化できる2つの方法
トイレの使用状況の見える化で、利用者と管理者の悩み・課題は解決します。
トイレの使用状況を見える化にするためには、以下2つの方法が一般的です。
1)IoTの活用
2)個室トイレの使用状況がわかるサインプレートの設置
IoTの活用によるメリット・デメリット
トイレブースにIoTを活用すると、トイレブースの入り口に設置したモニターを通して、以下に情報を利用者へ即座に周知することができます。
- トイレの 「空き」 「使用中」 の状況をリアルタイムに表示することで、利用者は空いているトイレを即座に把握することができます。
- トイレの故障や清掃、メンテナンス情報を利用者へ周知することが出来ます。
- 個室ブースの各種設備を表示することができます。
トイレブースでIoTを活用する場合、個室トイレのドアに開閉検知センサーを設置し、
そのセンサーからインターネットを通して、使用状況をスマホのアプリやトイレブースのモニターに
表示するといった仕組みが一般的です。
IoT活用によるメリット・デメリットは、下記の通りです。
利用者側のメリット・デメリット
メリット
- モニターを通して、トイレブースの入り口で使用状況・設備がパッと見でわかる
デメリット
- モニターの設置位置まで行かなければ、利用状況を確認することができない。
管理者側のメリット・デメリット
メリット
- トイレの使用状況を管理室などで簡単に把握できる
- トイレの長時間使用に気が付きやすくなり、トイレで起きているトラブルに気が付きやすくなる
デメリット
- ドアの開閉検知センサーやモニターの導入など、IoT活用に必要な設備を導入する費用と時間がかかる
- 開閉検知センサーやモニターが正常に動作しているか点検しなければならない
IoTを活用することで、利用者側・管理者側どちらも使用状況・空き状況が簡単に把握できることが最大のメリットだと言えます。
今後はクラウド環境を利用することで、利用者のスマートフォン等を通してアプリやWEBサイトで使用状況が分かるシステムを開発予定です。
ただ、IoTを活用するためにはセンサーやモニター等の機器費の他、それらを取り付けるための設置費や電気工事等が必要であるため、気軽に導入することはできません。
トイレブースが多く利用者も多い施設で、費用と時間をかけられる場合に適した方法といえます。
個室トイレにサインプレートを設置するメリット・デメリット
下記画像のように、個室トイレごとにサインプレートを設置すれば、使用状況・空き状況を見える化することができます。IoTを活用する場合と比較すると、設置費用も時間もかけずに導入できることがメリットです。
ただ、トイレブースに直接行かないと使用状況・空き状況が確認できないことはデメリットと言えます。
IoTを活用する!お手洗い満空表示システム
株式会社ネクスコ東日本エンジニアリングが開発した「お手洗い満空表示システム」なら、IoTを活用できます。
お手洗い満空表示システムを導入することで、
- 混雑時に、空いているブースへ円滑に案内することができる。
- 奥にある空いているブースの利用を促すことができる。
- トイレのメンテナンス状況や、設置設備等を周知することができる。
に繋がります。
それだけでなく、利用データの収集機能がついているため、
- 一人あたりの平均利用時間
- ブースの利用率
- トイレの利用率
- トイレの利用時間
などがデータとして蓄積されます。
このデータを利用して、
- トイレでのトラブル検知
- トイレの清掃時間の効率化
- 混雑しているトイレブースと混雑していないトイレブースの把握、誘導
- トイレブースが混雑する時間帯の把握
ができます。
「お手洗い満空表示システム」は、各トイレブースに検知センサーを設置し、無線通信を利用して使用状況をシステム管理端末に送信、トイレ入り口のモニターで使用状況を出力表示する仕組みとなっています。
トイレブースのセンサーと使用状況を表示するモニター間を無線化しているため、工事期間は短く工事費用も安く済みます。
「お手洗い満空表示システム」は、下記施設にお勧めのシステムです。
- 個室トイレが多い
- トイレブースが広い(奥まで見通せないような特殊な形のトイレ)
- トイレがエリア又は複数に分かれている
- 利用者が多い
- これからトイレブースを作る
お手洗い満空表示システムが気になる方は、下記リンク先からお問合せください。
お手洗い満空表示システムのお問合せはこちらから
工事不要で簡単に設置!お手洗い(トイレ)使用状況表示器
「お手洗い(トイレ)使用状況表示器」も「お手洗い満空表示システム」と同じく、株式会社ネクスコ東日本エンジニアリングが独自に開発したトイレの使用状況を見える化できる突き出し表示のサインプレートです。
個室トイレのドア部に突き出し表示のサインプレートを設置するだけで、トイレの入口からパッと見で使用状況がわかるようになります。両面テープで簡単に取り付けられるプレートのため、大掛かりな設置工事は不要です。
低コストかつ簡単にトイレの使用状況が見える化できることが、
「お手洗い(トイレ)使用状況表示器」を導入する最大のメリットです。
お手洗い(トイレ)使用状況表示器は、下記施設の方にお勧めです。
- 低コストでトイレの使用状況を見える化したい
- トイレブースあたりの個室トイレの数が少ない
- 設置工事が難しい(ブース閉鎖がなかなかできない)
お手洗い(トイレ)使用状況表示器が気になる方は、下記リンク先からお問合せください。
お手洗い(トイレ)使用状況表示器のお問合せはこちらから