講演会報告 井上泉先生
令和元年5月17日(金)、㈱ジャパンリスクソリューション代表取締役社長井上泉氏をお招きし「高速道路の安全安心を考える-これからの高速道路維持管理業務の方向性-」と題した講演会を開催しました。
講演会では、高速道路事業は人の命を預かる重大な使命を負っている。その維持保全を行うエンジニアリング会社は、安全安心を実現する高度な義務があり、そのためには過去に定めた基準やマニュアルに従って点検するだけでは足りず、対象物のリスクに応じた的確な点検を行い、さらに環境の変化とともにそれらのリスクも変容することから、点検方法もそれに応じて、革新していかなければならない。
また、業務にかかわる事故や安全を脅かす事象は必ず起き得る。リスクは無くせないが事故につなげない工夫を行うこと、また、安全対策は、「愚直に守る」と「現場環境に合わせた柔軟思考」の2本立てで、実の伴った現場監督と指導が必要、さらには安全対策を組織に徹底したか必ず確認することなど、多くの事例から分かりやすく説明をいただきました。
当社において「安全安心」は、お客様・社員、協力会社の社員を含む全てのステークホルダーにおいて最優先され、当社のリスクマネジメントでも安全は重要リスクと位置づけ様々な取り組みを行っているところであり、安全に対する意識を考える大変有意義な講演となりました。